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一番最初に好きになった作品はショパンの英雄ポロネーズです。演奏はアシュケナージ氏。他の方と異なる突っ走るような演奏が大好きなのです。英雄ポロネーズを好きになってから、クラシック音楽沼に片足を突っ込むことになります。　冒頭から繰り出される堂々...

私は幼いころから眼鏡をかけていて、同級生によくいじめられました。のび太のび太と罵られつづけ、それは小学校一年生まで続きました。小学校に入学して学童に通わされ、そこでもいじめられ、居心地が悪くて溜まりませんでした。親に学童を脱退したいと伝えると、条件として何か習い事をすることになりました。結局ピアノ教室に通うことになったのですが、ピアノを習うことにした理由として、小学校の音楽の授業でピアニカが全く弾けず悩んでいたこともありますが、大きな理由は、ある日、知り合いのピアノの発表会に足を運んだ際にありました。生徒たちがステージで演奏し終わったあと、舞台袖でお菓子を貰っていたのです。このとき「ピアノ弾いたらお菓子食えるんか。ええやん。」と思いピアノを弾くことを決意しました。子供にとってのお菓子は一杯目のビールくらい魅力的な存在です。